親ガチャ
とうとう、1年で最も(アレ?あったっけ??)ってなる10月になりましたね(個人比ですよw)
最近「親ガチャ」という言葉を初めて知りました。
ガチャ、実力とは無関係に運によって左右されるという意味。ま、確かに子は親を選べない訳だけど。なんか悲しい言葉だわね。
だけど、僕の半世紀も実力ではどうにもならなかった「ガチャ」感あるな、、と振り返ってみたのです。
物心ついた頃には、大家族の中で育てられていました。じいちゃん(五郎)は戦争から帰り造園業をまさに裸一貫で起こし、ばあちゃん(つる)は、物静かで優しくもじいちゃんだけには、行く時には行くというw、社員60名程の造園会社の社長も堪らず平伏す女の強さを持つ人の間に6人兄妹長男として生まれた父と、富士の裾野で酪農を営みこれまた力強さと優しさを併せ持ったじいちゃんとばあちゃんの間に5人兄妹の末っ子に生まれた母。
父は姉2人の下で育ったせいかw物静かでおとなしく、末っ子の母は美味しい牛乳飲んですくすく育ちバレーボールで高校へ行くぐらいハツラツとした人。父はじいちゃんの下で、母は看護師として働き後に結婚
そんな2人の間に生まれた3人兄妹の真ん中が僕w
実家は祖父母や叔母、両親と当時住み込みで修行されていた若い職人さん達と僕ら兄妹というご飯は一升釜で炊き、食堂の様なダイニングで食べるという今ではちょっと考えられない大人数で暮らしてたので、なんの「ガチャ」でこうなったのか正直わからないw
家の1.2階共に1/3は事務所なので、とにかくいつも人が出入りしてた。両親もとにかく忙しい、朝から職人さんを現場へ送り出し、父も現場へ。夕方職人さんを迎え次の日の段取りを決め、夜まで事務所で事務作業。母は身体を壊した父のサポートしつつ、ばあちゃんと住み込みの職人さんと僕らの食事を作る。夕方現場から帰ってきた職人さん達の間に入り焼き芋焼いたりしながら「マー坊、お前も大きくなったら植木屋になるんだぞ!」なんて言われ内心(えーーー毛虫とか嫌いなんですけどー💦)って思ってたwだけど、何故か不思議と庭の植木に水を撒くのは好きでしたw(職人さん直伝なので自分で言うのも何ですが結構得意ですw)
近所の「悪ガキガチャ」にも恵まれ、ロケット花火を地面スレスレに飛ばしたりいたずらしまくり小学校の先生に呼び出されたり、中学では卓球部の友達にも恵まれ、中3の時にはすっげ可愛い彼女も出来たりしてw坊主頭のわりにはシュッとした醤油顔だと自分では思ってましたww高校生になっても相変わらず家には人が沢山いて玄関開けると事務の人がいて自分の部屋に行こうにも、2階の設計士さん達の部屋を抜けねばならず「お、マー坊!今度彼女紹介しろよ!」ってなるw「親ガチャ」のおかげで、子供の頃から沢山の大人に囲まれて育てられたのもあり、人と接する事に抵抗はなく自然と慣れていましたが、どこかで(1人になりたい💦)と思う事もありましたw
そんな中、父が他界して今まで平々凡々としてた暮らしが一変し、いかに自分が周りの人に守られて来たのかを知ります。生前父には実家を継がない事を伝えていたので、次男坊は迷わず東京へ。美容学校入学して廊下に張り出されたクラス分けを見て教室のドアを開けて最初に目に飛び込んで来たのが、中3の時に付き合ってた彼女がそこに座ってた!wある?こんな偶然w東京のしかも中野でww「美容学校ガチャ」は当たりでしたwその後、担任の先生から卒業前の体験実習に偶然勧められた経堂の美容室が後の就職先となり。先輩方や後輩にも恵まれ店長まで経験させて頂く事が出来たし、何より長いお付き合いの出来るお客様と本当に沢山出会えて「美容室ガチャ」は、大当たりでしたw(妻にも逢えたしね💦)
振り返るに、
美容師という職業は、人と人と、一対一の関係性なので、人柄や誠実性などがとても大きなファクターになると思う。そう言った意味では子供の頃から色んなタイプの人達に囲まれて育てられた事は、僕にとってはとてもプラスでした。
あとは
「ちっ!親ガチャ外れたよ。。」って娘に思われないように頑張りますw