物作り

「幾つになっても、努力されてて、」って、お客様に言われることがあるんですが、

人には努力しているように見えるかもしれないけど、本人は意外にそうでは無くてw

新しい事を学び、お客様にアウトプットする。

気に入って貰えるか?笑顔を引き出せるか?この緊張感が、ただ好きなだけなんですね。

だからこの仕事を続けられるんでしょうけど、

人には努力している様にみえているのかな??、、笑顔が引き出せれば、確かに報われますけどもw

正直、イマイチな結果な事もあります。でも、必ずその過程は必要なものとして後に糧になっています。(だから、また一歩踏み出せる)

昔話をすれば、アシスタントからスタイリストになる為のカット練習or試験は4種類ぐらいのベーシックなカットしか種類が無かった。(元々ヘアスタイルの種類自体が少なかったんですね)先輩達も多分ご自分達がスタイリストになる時は、同じようなものだっただろうから、僕らに教えようが無かったんだと思う💦

そこからのアレンジは、見よう見まねw  ホント、先輩のサロンワークを丸パクリw そこから徐々に自分のスタイルに落とし込む。判断基準は好きか嫌いかw これは今もそうかもww

雑誌の切り抜きをお客様が持って来てくれて、オーダースタイルは、、ぶっつけ本番ww

想像力をフル回転させて、4つのベーシックを頭の中で必死に組み立る、、、ホント大変でしたw

でも、今思うとその時の経験が今の僕を育ててくれたのか。。と思うんですね。

だって、いくら準備しても

お客様に接するときは、常にぶっつけ本番ですから。

体系的にベーシックカットを学び、構築できたのはmo’cool出店してからなんですw

ベーシックカットを再び学んだカットスクールは、今思えば凄く楽しかった!(宿題キツかったけどw)点と点、線と線が文字通り繋がる感覚でした。

僕の美容師人生で、この土台が作れたのは本当に大きかったです。

 

土台といえば、

最近、古い本を読んでいて(峠:司馬遼太郎)

時は幕末、大政奉還の真っただ中、各藩が恭順か佐幕か揺れに揺れた時代

主人公の(誰よりも外国文化を取り入れようとし、誰よりも武士の心を尊む)切れ者の藩士が、妻に月代(さかやき)を剃らせる時に言った言葉。

余念を持つな

月代を剃るコツですね、

“「眼と心を一つにする」余念を持つと、どんな器用者でも仕損じる”

この言葉を、純粋に忠実に守った妻は、以後どんな髪結いよりもこの武士(旦那)の月代を一度で見事に剃り上げたという。

これ、実はカットの極意なんですよね。

余念が入ると、大抵うまくいかないw

 

トレンドの流れや変化の中で、土台となるベースからバリエーションを付け、

大人ショート②

お客様にフィットさせていく仕事。

大人ショートヘア スタイル

キャリアの中で、引き出しは増えたけど、頭の中で設計図を組み立てる事は、昔から変わらない

余念を捨て、一気に作り上げる。

上の2作品は、まさに作り上げたヘアスタイルで、

下の作品は作り上げるというより、育て上げる。そんなイメージ

喜んでもらえるか?

スタイリストになりたての頃から、不安を打ち消す為に引き出しを増やす。

努力というより、日々前に進む推進力をお客様から頂いている。

今は、そんな感じ^^

 

、、そして

”バターチリチキン”

塩胡椒した手羽中をバターで炒め、ケチャップ(大2)タバスコ(小1)ニンニク半かけすり下ろして、ケチャップの酸味が無くなるまでしっかり炒めます(汁気がなくなればOK)ブラックペッパー+パセリを振って出来上がり♪

ついでにw

ミョウガとシラスの胡麻油和え

茹で塩豚(ネギ塩ダレ)

料理もまた、余念を持つ事など出来ない集中力を要する事w

ええ。当然、ぶっつけ本番ですww

でも、まぁその先にある笑顔がまた、僕を掻き立てるんですよ😄

ヘアスタイルも料理も、物作りは同じ感覚なのかもしれない、、

そして、僕には植木職人の血が流れているので、木や石を使い庭を作るというスケールとは違うけど、作り上げたり育て上げると言う事に関しては、爺ちゃんの助けもあるのかな?と思ったりもするw

 

 

 


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