主客一体
主客一体
「主客一体」または「一座建立（いちざこんりゅう）」とも言うらしい。
茶道には、茶席は「主客一体」、亭主と客とが一体となって創り上げるものだという考えがあります。
亭主は客の気持ちになって、「お忙しいのにわざわざ来ていただいて本当に有り難うございます」と思い、精一杯もてなします。
客は亭主の気持ちになって、「私のためにこんなにいろいろとお気遣いをいただき、大変有り難うございます」と礼を尽くすのです。
この主客一体の境地は、亭主の心配りと表現力、そして、亭主の機微を感得する客の力量とが合致して、ようやく成立します。
一朝一夕にできるものではありません。
でも、だからこそ、お互いの心が一つになった時、単に味がよいだけでなく、心にしみじみと染みいるお茶がいただけるのです。
料理人と客の関係も同じではないでしょうか。
二、三度通ううちに、注文をしなくても好みの料理が出てくるようになる。
客はそれを、料理人への感謝とともにいただく。
そうやって初めて体感できるおいしさもあると思いませんか？
あなたと私の気持ちが合致した時に、より深い境地が味わえます。
（「日本人の心、伝えます」千 玄室 著 幻冬舎より）
以前にも同じ様な内容のブログを書きました。
こちらはフランスのレストランでのサービスから学んだコラム
そして今回は”もてなす側”と”もてなされる側” まさに日本の和となる文化ですね。
先日のこと、2人の子育て奮闘中のワーキングママがカラータイム中「お茶とお菓子がこんなに美味しく感じるって」と、ぽろっとこぼしてた。。それだけ今は自分の時間が少ないって事ですよね。お菓子だって子供一緒に食べれないわけじゃない。だけど、
なんとか時間をやりくりして作り出し、やっと髪を綺麗にする為にサロンへ行き、自分の為にだけ出されたお茶と菓子をほんの少しの間、自分がくつろげる時間だけの為に楽しむ。
美容師は、厨房の中で料理だけを作るコックさんとは違い、料理（ヘア）を作りながら接客もする。髪のソムリエであり、ギャルソンでありコックでもある。
お店に入って来た時の雰囲気や声のトーンなど、瞬時にお客様のいろんな情報を察知して最適なサービスでもてなす。
お客様は、その空間と時間を出来る限り楽しみ味わう。
【二、三度通ううちに、注文をしなくても好みの料理が出てくるようになる。】
ヘアスタイルも同じかなwとはいえ、僕の頭の中の回転数は、毎度のこと高めですけどねww
でも、こんな世の中ですし、リモートワークや授業で人と会えないわけですから。サロンに来てゆっくりして、何気ない会話でほっこりしてもらえたら。。僕も幸せなのですわ。
いつもありがとうございます♪
さて
感染拡大のニュースを多く目にする様になって参りました。
デルタ株と比べたオミクロン株の特徴としては、熱は出るものの症状は軽く 肺より喉でウィルスが増殖 潜伏期間が短く3日程度で発症、などの事から今までより感染スピードが速く急拡大の要因とされているそうです。
とはいえ、感染対策はいつも通りで大丈夫。
手指消毒とうがいを徹底して、美味しいもの沢山食べて、よく笑い（マスクしてね）よく眠りましょう♪
ゆっくり広がるより、一気に広がった方がピークアウトも早いだろうし。。（え？違う？ww）
さっ！今週も頑張る😷
